【PC&NET】 イラストレーターに画像を取り込むとボケたり1px大きくなったりする問題

イラストレーター関連の問題、第二弾です。

イラストレーターに画像を取り込むと、画像の文字がボケたり1pxの余白ができることがありました。
必ずできるわけではないので何か理由がありそうです。

今回はこの問題について調べました。

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1.問題はなに?

問題①:ボケる

取り込んだ画像を等倍で使っているのに、出力をすると文字や細かい描写がボケることがあります。

illustrator_problem_08

illustrator_problem_08b

問題②:サイズが1px大きくなる

取り込んだ画像の外形サイズで出力しているのに、もとの画像より1px大きくなることがあります。
その際は余白が出来てしまいます。

sample_200_200_01

sample_200_200_01b

見難いので背景を黒にすると、

illustrator_problem_09

2.なにが原因か?

イラストレーターはフォトショップのようにピクセル単位で処理をするラスタ形式ではなく、座標と図形で表現されるベクタ形式です。
図形は計算式で構成されており、出力の際にはじめてピクセル単位に描写されます。

この計算式に使う座標や画像サイズが曲者で、小数点以下の数値も使えてしまうのです。

illustrator_problem_10

取り込んだ画像を適当に移動すると、原点から100.912など中途半端な位置に来てしまうことがあります。
これは0.912px分画像がずれていることになります。

ズレた場合、画像に書かれた1pxのドットはどう描写されるのでしょうか?
0.912px分だけ重なったピクセルと0.088px分だけ重なったピクセルができ、それぞれ重なった割合でブレンドされてしまうのです。

illustrator_problem_11

これをアンチエイリアスを「アートに最適」で出力すると

illustrator_problem_12

このように重なった分だけブレンドされ、その結果ボケが発生するのです。

もう一つのアンチエイリアス「文字に最適」で出力すると

illustrator_problem_13

こちらは1ピクセルで描写されます。
一見問題ないように見えます。

ところが、画像がずれているために別の問題が起きています。

illustrator_problem_14

illustrator_problem_15

画像サイズが1px大きくなり、余白が出来てしまいます。
これもまた問題です。

これらを解決するには、取り込んだ画像上のドットがイラストレーターの座標にピッタリ合ってなければいけません。
原点位置や画像サイズが小数点以下の端数がない整数値でないといけないということです。

3.もう一つの注意点

もう一つ注意すべき点があります。

画像の原点は以下の場所で選べます。

illustrator_problem_16-01

この原点は4角しか選んではいけません。

画像サイズが奇数の場合に問題を起こすのです。

illustrator_problem_17

たとえ画像の原点がイラストレーターの原点にピッタリ合っていてもずれることがあるということです。

これを防ぐため画像の原点は4角のどれかを選ばなくてはいけません。

4.今後の対応は?

今後の対応をまとめると、

・取り込んだ画像の原点座標は整数に直す。
「グリッドにスナップ」機能を使うと楽。

・取り込んだ画像は極力等倍でつかう。
画像サイズの縮小・拡大は同様の問題を起こします。

・アンチエイリアスは「文字に最適」を選ぶ。
画像は写真がメインでも細かい文字がある場合は「文字に最適」を選ぶ。

・アートボードと画像の原点は角を選ぶ。
「アートボードで出力」でも同じ問題を起こします。
使いやすい「左上の角」で統一します。

これでOKです。

これで解決かと思ったらもう一つ調べなければいけないことがありました。

72.009ppiなどpngの解像度には小数点以下の端数があります。
なぜ端数ができるのか、注意すべきことはあるのか、などです。
これについては次回まとめたいと思います。


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